医師転職について考える- 4件

ステップアップした先はクリニック勤務?大学病院?

ステップアップした先はクリニック勤務?大学病院?

さて、今回最後となりますが、ここまでの内容はいかがでしたでしょうか。
神奈川県内において勤務を検討している医師の皆さまにとって、有用な情報をお伝えできていれば幸いに思います。

では、最後となる今回の内容は「ステップアップを目指す時に、クリニック勤務か、大学勤務か」そのどちらを選ぶか、という医師につきものの悩みについて、少しお話をしておきたいと思います。

クリニック勤務におけるメリット&デメリットを知る

ステップアップ先としてクリニック勤務を選ぶ場合のメリット、デメリットのことを皆さんはご存じでしょうか。
基本的にはクリニックの方が「高待遇」というイメージが先行してしられているようですが、基本的にはこの考え方で間違いありません。
特に大学病院勤務と比較した場合、最終的な収入は大きく変わってくることも決して少なくはないからです。

逆に、デメリットとして挙げられるのは、クリニック勤務の方が「キャリアアップ」という面から見れば弱いでしょう。
待遇は良い、働きやすい、しかし医師として高いスキル、特殊な経験や体験などを得ようと思えば、なかなか厳しい面もあります。
症例数を稼ぎたい方には、特にお勧めができません。 どちらかと言われれば、ご自身のプライベートをしっかりと重視したい人に合致していると言えるかもしれませんね。

大学病院勤務におけるメリット&デメリットを知る

大学病院に勤務する最大のメリットは「症例数をしっかりと稼ぐことができる」ことや「最新の知見、技術などに触れる機会が多い」こと、そして「医師としての高キャリアを目指せる」という点が挙げられます。
つまり、社会的なステータスを必要としている方にとっては、クリニックよりも大学病院に勤める方が希望に適していると考えられます。
ただ、一方ではなかなか上がらない年収、ステージそのものを上げなくては年収の上限を上昇させることが難しいという点が挙げられます。
また、様々なしがらみが多いために「疲れる」人も多いのではないでしょうか。
精神的にタフであったり、相当にモチベーションが高くなければ、長期に渡り頑張り続けることは難しいのかもしれません。

どちらを選ぶべきなのか?

単純に考えるのであれば、プライベートもしくは仕事(社会的ステータス)のどちらを重視するのか、それによって選ぶこともできます。
また、それほど極端な選び方をせずとも、ご自身が何を求めているのかを明確にさえしておけば、それほど迷う選択ではないかもしれませんね。

常勤医師と非常勤医師の働き方や条件の違い

常勤医師と非常勤医師の働き方や条件の違い

この記事をご覧になられている方の多くが「転職を検討している医師」の方であるものと思われますが、皆さまはどのようは働き方を考えておられるのでしょうか。
今は昔と違い、医療業界においても働き方に多様性が出てきたように思います。
それは一般的な所でいえば続く市場経済の不況や、超高齢化社会への変化など、様々な環境的要因が絡み合っているものとみられるため、
私たち個人レベルにおける変化というよりは変わりゆく社会と共に、医師の働き方もまた新しい道が示され始めているのかもしれません。

そこで、今回は転職前に押さえておきたい基本のポイントとして、常勤・非常勤の違いについて、お伝えしてまいりたいと思います。
比較してみると条件なども変わってくるものですので、ぜひ参考にしてみてください。

週32時間勤務が境目と言われる勤務形態の違いについて

既に皆さんもご存じのものと思われますが、基本的に非常勤であるかどうかは1週間の勤務時間が32時間未満か、32時間以上ということで分かれてきます。
これはいわゆる「医療法第25条第1項の規定に基づく立入検査要綱」に記載のあるものであり、基本的にはどの医療機関もこの考えをベースに判断しているものと思われます。
ただ、実態としてはこの要綱を厳密に採用していない医療機関が多いのも確かです。
つまり、最終的には医療機関によって規定が異なる、ということは覚えておいた方がいいでしょう。

では、実際に両者の違いはどのように現れるのか、それもまとめておきたいと思います。
単純に勤務の違いというだけでなく、基本的には「関係性」そのものも変わってくることが多いものです。
長時間いるから人間関係が深まる、というわけではないのですが、病院そのものの対応が違うと言われることが多いのです。
必然的に、常に勤務している方が当直や時間外勤務などを依頼されやすい立場となることも確かだと言えるでしょう。

また、条件面においても比較してみるとその差があるというのが一般的な認識としてあります。
同じような勤務条件にも関わらず、常勤の方が待遇が良いということは決して少なくないのです。
そのため、ご自身のライフスタイル、働きたい希望に合わせて、どのようにして自身が医師として働くべきなのか、それを明らかにしておくことが先決と言えるでしょう。
違いこそあれ、決してどちらが得でどちらが損かとは言えないことは確かであり、ご自身の希望に合わせて調整することが求められる時代なのではないかと思います。

医師の転職対策!成功する履歴書と面接対策について

医師の転職対策!成功する履歴書と面接対策について

昔は、履歴書などを提出せずとも面接に受かるということはごく当たり前だったかもしれませんが、近年では事情も変わってきており、医師といえども「一般的な常識・ルール」に則った対応をすることが求められるようになりました。
これは、簡単に言えば普通のビジネスマンとしてルールを守ってください、ということです。
病院で具体的にどのような対応をすることが求められているのかと言いますと、一つが履歴書です。
近年では、エントリーシートへの記載のみで大丈夫、ということもありますが、基本的には履歴書の提出も併せて求められることが多いものです。
面接の機会を与えていただけるかどうかも、この時点で決まってくることがありますので、転職を成功させるために押さえておくことは必須と言えるでしょう。

医師の転職を成功に導くための書き方とは?

まず大切なのは、いわゆる【ご法度】を意識しておくことです。
まず、見た感じを美しく整えることが重要です。シミや汚れなどを残さず、誤りを修正液などで消すことはいけません。
また、パソコンで作る方が増えましたが、今でも多くの場合は「自筆」の方が好まれる傾向があります。
できれば、自分自身の手でゆっくり丁寧に書かれた方がいいでしょう。
書く時に使用するものは万年筆、もしくはボールペンとし、基本的に使いまわすことはできません(コピーは不可)。

意外と忘れられがちですが、用紙も大切です。
基本的にはJIS規格(日本工業規格と書かれているもの)がスタンダードです。
ただ、様式によって記載できる欄に違いがありますので、ご自身のアピールしたいポイントが合致するのであれば、違う様式のものを使用するのもいいでしょう。

最後に、絶対に押さえておきたいのが写真です。
よくスナップ写真などを使用する方がいますが、顔の雰囲気で選ぶ面接官も決して少なくありません。
きちんとした服装(スーツ等)で、写真を撮って下さる場所に出向き、プロに撮影してもらうのがベターです。

面接のコツが知りたい

いざ機会を得たら、本番で意識しておきたいのは「自信を持って堂々と話すこと」、「相手の目をしっかりと見る事」、「姿勢を崩さないこと」です。
内容も大切ですが、もっとも大きな判断材料はその人が持つ雰囲気、人柄です。見た目に清潔感があり、爽やかな受け答えができるだけで、多くの方と差がつくことは間違いありません。
その上で、相手が欲している人材をトークの中から引き出し、ご自身がマッチしているということを簡潔にアピールすることが大切です。

長々と自分のことを語ってしまう方がよくいらっしゃいますがこれはNGです。
できるだけ相手に分かりやすく伝えるためには、
「結論(貴院の○○に私の○○は適していると考えます)→理由(何故なら~)→再度結論(印象付け)」
などの順番でトークを行うと、上手に印象付けができるので、ぜひお試しください。

自身の医師キャリアを明確にして転職に挑む

自身の医師キャリアを明確にして転職に挑む

転職を成功させるためには正しく質の良い情報を集めていくことが大切なのですが、続いて押さえていただきたいポイントがあります。
それはあなた自身の転職の目的、そして医師としてのキャリアを明確にするということです。
何事もそうですが、まずは道筋を決めていかなければ進む先が見えなくなってしまいます。
私たちはつい「目の前のこと」に囚われてしまい、なかなか先のことまで見越した行動をとることができないという事も多いものです。

しかし、こと転職に関しては、例え前の職場を辞めたいという明確な気持ちがあったとしても、できればその後の転職は「消極的な選択ではなく、積極的にステップアップをしていこう」というモチベーションを持って、進められた方がより良い結果を得られるのではないかと思います。
そこで、今回はタイトルにもある通り、医師としてのキャリア、ビジョンを明らかにし、できるだけ思い通りの方向に進むためのコツをお伝えしたいと思います。

何よりも転職の目的を明らかにしておくことが大切

最初のモチベーションとなるのは、あなた自身がどうして転職をしたいと感じたのか、これに尽きます。
この理由を転職活動の動機とするわけですから、できるだけハッキリとさせておいた方が好ましいのです。
単純に収入を増やしたい、将来に備えてもっと貯蓄できるような場所へ移りたい、人間関係が円満でストレスなく働くことができる場所に変わりたい、様々な意見があると思いますが、いずれにせよその動機をぜひ大切にしてください。

続いては、動機が明らかになったら「目標を定める」ことが大切です。
現状として抱えている問題が明らかになったわけですが、それをどのようにして解消するのか。
そして、ただ解消するだけでなく、この機会をキャリアアップに活かせる方法、手段を的確に選択することが重要です。

転職をしたいと感じた気持ちが何よりも大切なわけですが、角度を変えてみてみると「人生の進路」を変える機会と取ることもできます。
単純な条件だけで考えず、今一度あなた自身がどのような人生を送りたいと感じているのか、人生を充実した楽しいものに変えるためにはどのような方向性で進んでいくべきなのか、そういったことを踏まえた上で、ご自身の新たな目標を設定されることをお勧めします。
明確な目標、目的は決して条件だけで測れるものではありません。あなたにとって「医師の仕事とは何か」を改めて考えてみるのも、お勧めです。

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